【加古川市】中2いじめ自殺 SOSを送るも担任教諭は「認識なし」?

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兵庫県加古川市の中学2年の女子生徒が昨年9月に自殺した問題で、同市教育委員会の第三者委員会は23日、クラスで仲間外れにされるなどのいじめが原因と認定したと発表しました。

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女子生徒は、自殺前に「SOS」を送っていた

女子生徒は自殺の約3か月前、学校のアンケートで「無視される」などと訴えていたが、担任教諭らは一切対応せず、第三者委は「対応していれば、自殺せずに済んだと考えるのが合理的」と指摘しました。

市教委によると、女子生徒は昨年9月12日に自殺を図り、同20日に死亡。
自宅からいじめを示唆するメモが見つかり、第三者委を設置しました。

第三者委の調査結果によると、いじめは1年生の時からクラスと部活動であり、呼ばれたくないあだ名を付けられ、からかわれるようになったといいます。

2学期に、部活動で一緒にいじめられていた他の生徒の保護者が学校に相談。
学校側は生徒間トラブルとして済ませ、いじめはその後も続きました。


出典;livedoor.com




以前からこういったニュースが度々問題になっているにも関わらず、学校側は生徒たちの事を一体どのように考えているのでしょうか。

アンケートでも「SOS」を送っていたが何の対応もなく

同市では、2011年に大津市の男子生徒が自殺した問題後、生徒の悩みを把握するために全中学校で定期的にアンケートを実施。

女子生徒は昨年6月、「仲間に入れてもらえないことがある」「友達にからかわれたり、バカにされることがある」などの質問に「あてはまる」と回答したが、これを見た副担任は結果をパソコンに入力しただけで、結果を見た担任も女子生徒に事情を尋ねるなどしなかったといいます。

担任らの対応について、第三者委は「無視などの行為がいじめに当たるという認識がなく、SOSサインがことごとく見過ごされた。女子生徒は孤立化し、無力感から脱せず自死に至った」と学校を批判しました。

また、遺族の代理人の渡部吉泰弁護士によると、女子生徒は「死ね」と書かれたメモを渡されたこともあったといい、「学校は、何度も防ぐチャンスがあったのに、女子生徒を見捨てた形となった」と指摘。

加古川市教委は今後、再発防止策を講じ、取り組み状況を遺族に報告することになっています。


「アンケート」は何のために行ったのでしょうか?

回答内容を精査していないところをみると「形式」だけのアンケートだったとしか言わざるを得ません。

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最後に

このニュースに関して以下のようなコメントが寄せられています↓

うちの子供も中学1年でいじめにあっていました。担任の先生がとても熱心な方だったので相談したらすぐに対応していただき、いじめる数人の子供達と話し合い、注意し、保護者にも話していただきました。ひどい場合はいじめた子供達を休学、転校してもらうと、いじめられた子供を全力で守ると言っていただきました。出会いは大切ですね。いじめにあった時にどれだけ真剣に向き合ってくれる大人がいるかが大事だと思います。(luiさん)


自分のしてきた経験も有り、こんな事が当たり前になってしまって驚きすら無くなってしまった。
だからこそ本当に腹立たしい。
マスコミが騒いでる内に何かしら突破口を作らないと、すぐに無関心と隠蔽に疑問すら持たなくなる
亡くなられた生徒さんと御遺族の無念が少しでもやわらぐ事を願います。(ray*****さん)



コメントにもあるように、もう少し「真剣に向き合ってくれる大人」が居てくれたなら…と思ってしまいます。

亡くなられた生徒さんとご遺族の方々の無念が時の流れと共に少しでも和らいでいくことを祈ります。


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