変わった言動をとる子を見た時どうする?発達障害・知的障害者への適切な関わり方とは?

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突然大声を出したり、変わった仕草をしたり、飛び跳ねたりなど…。

街や電車の中などで明らかに変わった言動をする子供や大人を見かけたことがあるかと思います。

それは一言でいうと「彼らの個性」であり、表現の仕方が他の人達とは違うだけ。
そんな発達障害や知的障害者と思われる人と同じ空間に居合わせた時、貴方はどうしますか?

これから分かりやすく解説していきますので、気になる方は是非参考にしていただけると嬉しいです↓ ↓ ↓

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発達障害・知的障害とは?


先ずは発達障害、知的障害とはどういったものなのかについて簡単に解説していきます。

発達障害とは?

発達障害とは、生まれつき脳機能の発達の偏りによるものといわれています。

外見では見分けがつかず症状も分かりにくいですが、周囲と合わせることが難しいことから社会生活に困難を生じることがあります。

発達障害の特性を「自分勝手」や「変な子」などと捉えられてしまい「親の育て方が悪い」や「怠けている」と周りから批判されてしまうことも少なくありません。

そんな子を持つ親が生きづらさを感じてしまう大きな要因となっています。


ちなみに発達障害とは「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害」などに分類されます。

知的障害とは?

知的障害とは、日常生活や学校生活上で金銭管理や読み書き、計算などの知的行動に支障が生じていて誰かの手助けが必要となる人のことを指します。


「知的障害を伴う自閉症」など、発達障害と知的障害を併せ持つ人もいます。

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街や電車の中などで「変わった言動」をとる子(人)を見かけた時あなたは?

反応ってホント「人それぞれ」だな、と感じます。


すれ違いざまに変な子と言ってくる人もいれば、変なものを見るような目で見る人、逃げるように立ち去る人と様々。


浮いた存在に対してよそ者感が強くなってしまうのでしょうか。

例え接してくれたとしても、危害を加えられたわけでもないのにまるで腫れ物に触るような扱い…。


身内のものからすれば得体のしれない人だということはそういう事なのかも…と悟るしかありません。

彼らは健常の私達よりも敏感

彼らはその空間にある音や、光、匂い、空気感などに敏感です。


「変な人とは関わりたくない」
そう思うあなたは「変な顔をして見る」よりもあえて知らんぷり(見ない)の方が彼らにとって親切かもしれません。

そういう行動を起こすこと自体に抵抗を感じるのであれば静かにその場から離れて下さい。


彼らは基本的に危害を加えることはないと考えて良いです。

仮に他者を叩いたりするようなタイプであれば必ず付き添い人がいるはずです。

基本は「無反応」

微笑みかけることは大歓迎ですが、基本は「無反応」でOKです。


明らかに助けを求めている(例:落としたものを拾って欲しい、自販機のボタンを押して欲しい、道を開けて欲しい等)そんな様子であれば助けて頂きたいですが、そうではないときは基本は無反応。


危ない行為や迷惑行為をしようとしている場合は付き添い人が止めさせることが殆どです。

明らかに1人の場合は「危ないよ」「周りに迷惑がかかるから止めようね」などど動作を止めさせながら一言かけてあげれば大丈夫でしょう。


突然歌を歌い始めたり、変な動作をしていたりしてもそのままでいいのです。

(というよりも、彼らにもそういう行動をとる理由が分からない?みたいですので・・・)

全世界の人たちの理解が少しでも進みますように・・・

自閉症の子供の視点で「彼らにとって世界はどう映っているのか」を表現した英国の国立自閉症協会が制作した動画をご紹介します。

この動画を観ると、いかに感覚が過敏であるかという事を痛感させられます、

親として改めて寄り添ってあげることが大切だと感じました↓


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まとめ

発達障害・知的障害者が全世界の人達から理解を得る事は難しいでしょう。


ですが、1人でも多くの人たちが彼らを受け入れる事が出来るようになったとしたら、彼らの長所を生かせる機会が増えて生きやすい社会に変わっていくはずです。


障害者も同様に人間であり、人として堂々と生きていく権利があるはず。
どんな姿でこの世に生まれてくるかはその人に選ぶことは出来ないのです。
人の顔が違うのと同じようなことではないでしょうか。


今回の記事によって発達障害・知的障害者への理解が少しでも進んだなら嬉しい限りです。


また子を持つ親として将来的に共生社会に変わっていくことを祈らずにはいらません。


最後までお読み頂き、有難うございました。