森下千里 リンパ節炎を患って価値観が変化「弱音を吐ける自分も大切」

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2015年1月、多忙な年末の仕事が一段落して少し時間ができたある日のこと。

熱っぽくて喉が腫れた感じがして「扁桃炎だな」と思っていたという森下千里さん。
熱はなかなか下がらず、何もやる気が起きない日が続いたことから病院へ行ってみたところ思いがけぬ病気が…!

また病気を患ったことがキッカケで、価値観が一変したそうです。

これから詳しくみていきましょう↓

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「亜急性壊死性リンパ節炎」と診断



「このくらいの風邪が治らないなんて、ダサイな」(本人)



自分ではそう思っていました。
でも、それが「亜急性壊死性リンパ節炎」という耳慣れない病気だったのです。


一度目の受診では「扁桃炎」と診断されて薬を処方されたものの、首がむくみ、だるくてボーッとして何も手につかないため、一緒にゴルフをする予定だった友人に相談。


すると、

「それ、扁桃炎じゃないかも。喉の専門の病院へ行った方がいい」(友人)

とアドバイスしてくれたといいます。


そこで以前、声帯ポリープの手術を受けた病院を思い出して受診。

一瞬で「これは扁桃炎じゃない」と言われ、即検査。
血液検査をはじめ病院中をあちこち回って、結果が出る前にステロイドを点滴することに。

点滴が終わって検査結果を聞いたら「亜急性壊死性リンパ節炎」と告げられたのだとか。

「なんだそれ?」と思いました(笑い)(本人)



「いつもと違うな」と少しでも感じたら迷わず受診した方が無難ですね。
大事に至らなくてよかったです。

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副作用で顔がパンパンに丸くなって大変・・・

「亜急性壊死性リンパ節炎」とは、主に頚部のリンパ節が腫れ、腫れた組織に壊死が見られて白血球の減少などもある病気。

この病気はそれほど怖いものではなく、1~2カ月で自然治癒する人が多い良性のリンパ節炎なのだそう。

とはいえ「体のだるさは尋常ではない」といいます。

入院することもできたのですが、私は通院を選び、ほんの1週間ぐらいでしたが2日に1回ステロイド点滴をしました。副作用で顔がパンパンに丸くなって大変でした。一人暮らしだったので2~3日は食事もままならず、枕元に置いた水でさえ飲むのがおっくうになるくらいのだるさでした。でも、点滴を打つごとにどんどん良くなり、友人のアドバイスがあって本当によかったと感謝しました。(本人)



入院をせずにあえて通院を選んで辛い症状と戦い続けていたなんて芯の強い人なのですね。

弱音を吐ける自分も大切

病気になって学んだのは「弱音を吐ける自分も大切」ということ。
それまで、ずっと「弱さを見せちゃダメ」という考え方で生きてきました。

他人に世話をされるのが嫌というか、申し訳ないと思ってしまうから、人の優しさを素直に受け入れられなかったんです。

弱音を吐いたら失礼かなと思って、手を差し伸べられても「とりあえずノー」。
それが、最近は「とりあえずイエス」になりました(笑い)。(本人)



人に頼るのが得意でないタイプだったのですね。
そのこと自体は悪くないとは思いますが、病気になったことで自分自身と向き合うことが出来て良かったのかもしれません。


過去にポリープ手術を受けた時のこと。
当時は病気や入院を家族にも伝えず、唯一話した友人の好意にも甘えず、独りぼっちで入院したことがあるそうです。

「1泊だけだから」と、ちょっと手術を甘くみていたんですよね。でも、術前に同意書に自らサインする時は「万が一、があるんだな」とちょっと不安になりました。(本人)



著者も過去に似た経験があるので気持ちがとてもよく分かります。
ただただ、誰にも心配や迷惑をかけたくないという一心なんですよね。


もっと不安だったのは退院の時だったと森下千里さんは続けます。

手術は全身麻酔だったので想像以上に体へのダメージがあって、「こんなんでひとりで帰れるかな? 声も出せないし……」と心細かったんです。でも、その日偶然に何も知らない友人がメールをくれて「今何してる? ご飯でも食べない?」と誘ってくれたんです。思わず「ポリープ切ってしゃべれないけど」と返して、その日は車で迎えに来てくれた友人とイタリアンを食べて帰りました。全部筆談でしたけど(笑い)。(本人)



ホント、いい意味で友人に恵まれていますね!
もしかしたら加護の力も働いているのかも。

自分も友達が弱っていたら助けたいし、それを申し訳ないと思ってほしくない。
そう考えれば「弱音を吐いても失礼じゃないんだな」と気づいたんです。
以来、生き方が随分楽になりました。
でも、甘え過ぎちゃいけないですけどね。(本人)



このコメントからも伝わってきますが、もともと芯の強い人なんですね。
これからも友達を大切にして欲しいです。

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ネットの反応

私もまさに同じです。身内に内緒で一人で入院し手術しようとしていました。入院は出来ても手術は同意書や付き添いが必要なんですよね。考えさせられますね。(yahooニュースより引用)


診る医者によって結果が違うなんて
これ以上に怖いことはない(yahooニュースより引用)


オレも、急に心臓の手術が決まって、友達いなくて1人でめちゃ不安になったときに、昔一度だけ会ったキャバ嬢から突然LINEが来て、やっほー元気?とか言われて、同伴してやるから話し相手になってくれーとか弱音吐いたら心配して来てくれて、同伴ゲットーとか言うから、何度か同伴してやったら思いの他いい娘で、その後、結婚してしまいましたー笑。弱音吐くのって大事っすよ。(yahooニュースより引用)



「人に頼りたくてもなかなか頼ることが出来ない」といったようなコメントが結構ありました。
人に頼ることが苦手な人にとっては、なかなか難しかったりもします。

なので、何かキッカケがあったということは自分を変えることが出来るチャンスが来たのかもしれませんね。

「年齢に関係なく、いつどんな病気になるかわからない」ということもこの話題で改めて考えさせられました。