日本語は奥深い言語で「あいたい」という単語を1つとっても「逢いたい」と「会いたい」があります。
読みは同じでも漢字が異なるのはいったい何故でしょうか?
また、それぞれにはどういった違いがあるのでしょうか。
これから詳しく見ていきましょう!
「会いたい」と「逢いたい」の違いって?
・「会いたい」⇒⇒寄り集まってあう。
類義語:集会
・「逢いたい」⇒両方から進んできて一点であう
といったように「あう」にも微妙なニュアンスの違いがあるのですね。
「あいたい」を使った例文をご紹介
「会いたい」
例文:「友人と待ち合わせをして会った」
「仕事の打ち合わせで、契約している会社の社員と会った」
「逢いたい」
例文:「思いがけずに、運命的に彼(彼女)とまた同じ場所で逢った」
「ずっと探し続けていた人に逢った」
噛み砕くと「会う」は約束をして「人に会う」という意味あいで、「逢う」は「引き寄せられて会う」という意味合いになるようです。
例文をみていくと「あいたい」の違いが更にわかりやすくなりますね!
「会いたい」と「逢いたい」はどちらが多く使われるの?
日本には「これだけを勉強していれば公の文書を読むことが出来るという最低ラインの1945文字」である常用漢字というものがあります。
その結果・・・
「あいたい」は「会いたい」と書かれるようになりました。
新聞や雑誌もほとんど「会いたい」という字が使われている筈です。
確かに、一つの読みでいくつも漢字があるとわからなくなってしまいそうですよね…。
更に「合う」「遭う」「遇う」の違いも解説!
★合う★
「合う」は、人や物など多くのものを対象とします。
調和するやくっつく、一緒になるなどの意味合いが含まれます。
★遭う★
「遭う」は、好ましくないことに偶然遭うことをさします。
自分が望んではいない不慮の事故などに出くわした場合によく使用されます。
★遇う★
「遇う」は、偶然にばったり、思いがけずに遇う場合に使われますが、常用外で使用される漢字です。
嫌な意味での「遭う」とは違い、単純に偶然に遇う時に使用されます。
1つの読みでこんなに意味合いが異なるなんて本当に日本語は奥深いですね!
最後に
いかがでしたか?
違いや意味が理解できるようになるとシチュエーションに応じて迷わず使えるようになりそうですね。
是非参考にしてみて下さい!